7月に名古屋で開催した小田島等、夏目知幸による2人展を皮切りに、今回は恵比寿リキッドルーム・KATAへ会場を移し、参加作家・総勢18名による「コラージュ民芸運動」東京編を開催します。
・コラージュ民芸運動とは?
くらしの周辺にあるものを貼り付け、誰もが簡単かつ自由に、自分らしい表現が可能なコラージュという表現形式。
ピカソとブラックが発明したコラージュ(既成印刷物を絵画の中に貼り込む技法)は、POP ARTやヒップホップの源流であり、ひいてはPOP文化の原点です。
これらコラージュ(および、コラージュ的なもの)を「民の芸術=民芸」として捉えなおし、名実ともに皆が参加できる芸術の運動へ展開していこうという試みが「コラージュ民芸運動」です。
会期:2020/9/7(月)~ 2020/9/13(日)
OPEN / CLOSE 15:00 – 20:00
入場料:無料
9/12(土)16:00 〜「コラージュ民芸運動DJ懇親会」を行います。
ゆるゆるとした会ですが、ぜひこのご機会にご来場いただけると幸いです。
参加アーティスト(順不同、敬称略):
小田島等、夏目知幸、シャンソンアゲインシゲル、LUCA TIERI、朝倉世界一、しまおまほ、さくらいはじめ、ヒラパー・ウィルソン 、西尾雄太、黒川知希、濱口健、NANOOK、小山ゆうじろう、obscuroid、原葉太、小林紗織(小指)、てんしんくん、STOMACHACHE.
※会期2日目からオンライストアにて一部作品を販売します。
(作品が増える場合もございます)
コロナ感染対策について:
・受付時にスタッフより手に消毒をさせてください。
・マスク着用をお願いいたします。着用されていない場合は入場ができません。
(お持ちではない場合は会場で1枚100円で販売しております)
・定期的に会場内の不特定多数の接触部分を消毒いたします。(ペンや扉等)
・定期的に換気を行います。
・密になる状態になった場合、入場人数を限定する場合がございます。ご了承とご理解をお願いいたします。
・当日体調の優れない方は大変心苦しいのですがご来場をご遠慮ください。
問い合わせ先: 03-5464-0800 http://kata-gallery.net/
【参加アーティストプロフィール】
▼小田島等
1972年生まれ。東京・港区出身。デザイナー。イラストレーター。半芸術家。桑沢デザイン研究所卒業。 95年よりジャケット、広告物、書籍装丁などのアートディレクションを多数手がける。著作にデザイン作品集「ANONYMOUS POP」(P-vine books)がある。
▼夏目知幸
1985年生まれ。浦安出身。ミュージシャン。執筆家、コラージュ作家。2009-2020年、シャムキャッツのフロントマンとして活動。国内にとどまらず、上海、ソウル、台湾、バンコクなど東アジアに及ぶツアーを敢行した。代表作にアルバム「AFTER HOURS」「FRIENDS AGAIN」など。現在はジャンルを問わず芸術活動に邁進中。
▼シャンソンアゲインシゲル
1980年、東京都生まれ。中学時代、同級生と組んだバンドゲラーズのドラマーとして活動を始め、ゲラーズを脱退。
ソロ名義では、多くのミュージシャンのサポートや自身の音楽活動。イラストレーションやデザイン、アニメーション制作など、多岐にわたる。
▼LUCA TIERI
イラストレーター・コミックアーティスト
イタリア生まれ。
2006年アメリカで作品集『THE ART OF LUCA TIERI』出版。
2009年アメリカのVICE MAGAZINEでコミックを発表。
Jason Mrazのアルバム『Beautiful Mess』(2009)のアートワークを担当するなどヨーロッパ以外でも活躍の場を広げていく。
2012年より、日本在住。CDジャケットやTシャツデザイン、雑誌のカットなどを手がけるなど活動中。
2017年より再びコミックの制作を開始。イタリアで短編を発表している。
2019年6月 阿佐ヶ谷VOIDにて個展『TURBO GIRL』開催。
2020年、サニーデイ・サービスのアルバム『いいね!』のジャケットイラストを担当。
▼朝倉世界一
漫画家。1965年生まれ。1988年に4コマ漫画でデビュー。主な著書に『地獄のサラミちゃん』(祥伝社)、『デボネア・ドライブ』(KADOKAWA)、『モリロクちゃん』(講談社)、『俺輪』(集英社)がある。
▼しまおまほ
1978年東京生まれ。作家、漫画家、イラストレーター。多摩美術大学芸術学科卒業。97年、漫画『女子高生ゴリコ』(扶桑社)でデビュー。著書に『まほちゃんの家』(WAVE出版)、『ガールフレンド』(Pヴァイン・ブックス)、『マイ・リトル・世田谷』(スペースシャワーネットワーク)ほか。TBSラジオ「ライムスター宇多丸 アフター6ジャンクション」レギュラー出演中。
▼さくらいはじめ
イラストレーター/グラフィックデザイナーとして、広告・ポスター・レコードジャケットほか様々な媒体でアートワークを手がける。音楽・アート・ファッション・映画・グラフィックなどヴィンテージ・カルチュアへの造詣が深く”POP ART SOUL”と掲げた主題のもとスクエアな探求とヒップなパフォーマンスで古くて新しい創作に取り組む。
▼ヒラパー・ウィルソン
東京都出身。
キュレーターとして活動後2014年頃から独学で制作を始め、絵画、イラスト、ミューラル、立体など様々なメディアを用いて作品を制作、探求中。
最近は身近な物を用いてブリコラージュ的発想から創作する。
思い出野郎Aチーム、やけのはら、BTB特効、toe×jazzy sport等多くの音楽家のアートワークを手がける他、 Nike by me、T by GASBOOK、ファッションブランドSIRLOINなどへビジュアルを提供。
さらに、川村亘平斎の影絵個展や、音楽家・藤田陽介と BOREDOMS・EYヨの舞台『メモリーム| MEMOLEEM』のメインキュレーターなど、ジャンルにとらわれずフラットな視点と興味の赴くままに活動を展開中。
▼西尾 雄太
漫画家、イラストレーター。静岡県生まれ。
ダンスミュージックへの造詣を武器にクラブイベントのフライヤーイラストやトラックメイカーへのアートワーク提供を多数手がけるほか、
現代美術家・村上隆キュレーションのグループ展『A Nightmare Is A Dream Come True:Anime Expressionist Painting』に参加するなど、活動は多岐に渡る。
2014年、月刊IKKIに『入り勝ち』を発表し漫画家デビュー。
2015年より月刊ヒバナで開始した初連載作『アフターアワーズ』(全3巻/小学館刊)はクラブカルチャーを題材にしたガールミーツガール。
同作はアメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、タイ、ドイツ、イタリア等で翻訳され話題を呼ぶ。
2018年より月刊コミックビームで『水野と茶山』を連載。
2020年にKADOKAWAより上下巻で単行本化され、大きな反響を得ている。
twitter : @snobby_snob
▼黒川知希
1975年三重県生まれ。画家。
2000年よりイラストレーターとして活動を開始。
主な活動分野は書籍、CDジャケット、ファッションなど。
2008年より絵画制作を開始。
https://tomokikurokawa.tumblr.com
▼濱口健
1997年多摩美術大学の日本画卒。イラストレーションやりながら美術作家としても、、という、立ち位置のよく分からないエリアにてなんとか生き延びようと活動中の絵描き。
twitter : @GUCCIHAMMER
▼NANOOK
東京都生まれ。山奥にある全寮制の中高一貫教育で育つ。
名前の由来は父親がアラスカで出会った犬の名前であり、愛犬の名前。
2006年、愛犬ナヌークの死後、NANOOKを襲名。
現在、東京を拠点にドローイング、ペインティングなどの表現で活動。
https://nanoooook.blogspot.com/
▼小山ゆうじろう
1990年、東京生まれのまんが家。’14から『少年ジャンプ+』にて、原案イーピャオと『とんかつDJアゲ太郎』を連載。
https://thisisrealheppokoblog.tumblr.com/
▼obscuroid
1996年生まれ
東京造形大学絵画専攻在籍中
木版画、スクリーンプリントやデジタルツール等の複製技術を用いた作品を制作している
▼原葉太
2001年生まれ
ゴム版画、絵画、絵本などを制作
2020年3月 明星学園高等学園卒業
2020年3月 個展「きみのはなし」Bootleg galley
▼小林紗織(小指)
1988年生まれ神奈川出身。音楽を聴き浮かんだ情景を五線譜に描き視覚化する試み「score drawing」をはじめ、CDジャケットのアートワーク、映画「うたのはじまり(バリアフリー上映版)」のろう者の方のための絵字幕の作成など音にまつわる制作を行う。
「小指」名義で漫画家としても活動中。(プロフィール写真撮影:ソノダノア)
https://koyubii.wixsite.com/website
▼てんしんくん
愛知県在住。愛知県立芸術大学 油画科卒業
イラストレーター、ミュージシャン
バンド「ジョセフ・アルフ・ポルカ」のメンバーの他、ソロでも活動。
▼STOMACHACHE.
宮崎知恵(STOMACHACHE.)
徳島県生まれ。
姉と二人で「STOMACHACHE.」として活動。
家を自分で建てた元牧師の父のDIY精神を受け継ぎ、
イラスト・zine・Tシャツ・木工・刺繍などの制作をしている。