[EXHIBITION] I I I

[EXHIBITION] I I I

 

 

恵比寿のライブハウス”LIQUIDROOM”内に新たにリニューアルオープンしたギャラリースペース”KATA”。ライヴハウスとカフェ/ダイナーに併設されているギャラリーというユニークな立地とともに、さまざまなイヴェントが開催される多目的ギャラリーが誕生。2012年5月のオープン以来、アートや音楽、食などさまざまなカルチャーが融合する新たな展示の”型”をプレゼンしてきました。今回、開催する展覧会は、音楽とイラスト/グラフィック・アートの気鋭アーティスト3組による、〈KATA〉そのものをセッションの場へと変えるインスタレーションを9月7日(金)から9月28日(金)までの開催致します。

その、3人のアーティストとは……

文字を大胆に解釈し、アートへと昇華させる、そのタイポグラフィを基軸としたデザイン・ワークで人気沸騰中の大原大次郎。

シンプルながら味わい深い線が特徴的なドローイングで、広告、書籍、ファッション、壁画、雑誌『HUgE』、『POPEYE』、または自身のプロダクトなどで活躍中のイラストレター、Noritake。

自身の蓮沼執太フィル/チームをはじめ、映画、展覧会、CF音楽、舞台芸術、ファッションとあらゆるジャンルとのコラボレーションを展開する、音楽家、蓮沼執太。

会期中の9月10日(月)には、LIQUIDROOM 8th ANNIVERSARYの一環として、蓮沼執太が出演する「蓮沼執太フィル/ジム・オルークとレッドゼツリン」も開催!ちなみに、こちらの連動フライヤーを大原大次郎 × Noritakeが作成。

〈KATA〉での3組の刺激的な展覧会にご注目ください。

 

展覧会名:「 I I I 」(さん)

開催期間:2012年9月7日(金曜日)-30日(日曜日)12:00-22:00

*土曜日/日曜日/祝日:13:00-22:00

好評につき、会期が延長となりました!

 

参加アーティスト:大原大次郎(グラフィックデザイナー)/Noritake(イラストレーター)/蓮沼執太(音楽家)

会場:KATA(LIQUIDROOM 2F)

入場料金:無料

 

主催・制作・運営:KATA

協賛:株式会社グラフィック

 

大原大次郎、Noritake、蓮沼執太。

それぞれ川のように流れ動いている。

川上から下るように、ひとつの機会が得られたなら、合流することもある。

3つの川よりも3つの均等な縦線「 I I I 」が3人を表すにはもっとちかい、

そんな風にして、タイトル「 I I I 」は決まっていった。

 

 

 

▼大原大次郎

1978年神奈川県生まれ。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業後、2003年独立。タイポグラフィを基軸としたデザインワークや映像制作に従事するほか、文字のZINEシリーズ『MOZINE』の発行、フィールドワーク「文字採集」、国内外でのワークショップ、展示、レクチャーなど、自発的なデザイン活動を展開する。

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蓮沼くんは音楽を中心に活動をしているけど、いわゆる音楽家とはやや違う。Noritakeさんはイラストを中心に活動をしているけど、いわゆるイラストレーターの枠からやや外れている。僕もグラフィックデザインを中心に仕事にしているけど、その中心からややズレたところで働いている。そんな自分たちの領域からほんの少し離れた場所で、三人はたまたま合流した。 それから数ヶ月後、またひょんなきっかけで、今度は一緒に展示をする話が持ち上がった。たまたま出会ってひょんなきっかけで始まるものって、その後の過程がすごく難しいのだけど、ものすごく面白い。 いわゆるギャラリーとはやや趣の異なるKATAという場所で、モノをつくるのか、コトを起こすのか…。ただいつものように話を交わしているだけかもしれない。それでも、展示とは少しだけズレた何かが立ち上がっていくことを、とても楽しみにしている。

大原大次郎(2012年7月)

▼Noritake

イラストレーター広告、書籍、雑誌、ファッション、壁画など国内外で活動。また、Paul Smith SPACE GALLERYなどでの個展や企画展参加も多数。モノクロドローイングを軸に様々な企画に携わる。イラストをもちいたノートなどのプロダクト制作も精力的におこなう。『HUgE』(講談社)、『POPEYE』(マガジンハウス)、『翼の王国』(ANA)、『VALUES』(Diners Club)、『favori!』(franc franc)で連載。

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大原さんとは二年ほど前に知り合い、ここ数ヶ月は、よく会いますね、という感じ。彼の仕事や活動は、前々から楽しく見させていただいていた。気づけば、大原さんのお仕事だったって事もよくあった。これまで一緒に仕事をしたことはなく、今回の蓮沼フィルとジム・オルーク公演でのフライヤー制作が初めてのお仕事での付き合いになる。蓮沼さんとは、彼の主催イベント[音楽からとんでみる2]で、宣伝美術で関わらせていただいて以来の付き合い。その後、僕の個展[IT IS IT]では、逆に会場音楽をお願いした。いつからかタイミングをはかり、良い時に何かしましょう、そんな暗黙のルールがあるように思う。それぞれが日々の仕事を進めている中で、何となく三人で飲みにいこうと、渋谷の居酒屋に集まったのが今年の春。そこでは、それぞれが今感じていること、思っていることを話し合った。過程も仕上がりも違う、それぞれだけど、自ら企画して動くことも多い三人なので共感する感覚も多かったように思う。時間はあっという間で、帰りの車中、三人で何かやれないかなという気持ちがぼんやりと芽生えたのを覚えている。それから数ヶ月、意外と早く三人展という機会に恵まれた。新しい作品をお二人の作品と交えて発表できる事を嬉しく思っている。

Noritake(2012年7月)

▼蓮沼執太

1983年、東京都生まれ。《蓮沼執太フィル/チーム》を組織し国内外のコンサート公演を行い、展示作品の発表や舞台作品を制作する。映画、展覧会、CF音楽、舞台芸術、ファッションとあらゆるジャンルとのコラボレーションを展開する。また自ら企画・構成をおこなう音楽祭《ミュージック・トゥデイ》を主催。主な展示に《have a go at flying from music part3》(東京都現代美術館)、舞台作品《TIME|タイム》(神奈川芸術劇場)、最新アルバムに4枚組CD《CC OO|シーシーウー》、オリジナルアルバムに《POP OOGA》。2013年2月にアサヒ・アートスクエアで個展開催予定。

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ある初夏の暑い日、恵比寿にあるライヴハウス・リキッドルームの中に新しく出来たスペースKATA(カタ)へ打ち合わせに行きました。この打ち合わせは、9月10日に執り行われる僕のアンサンブル・蓮沼執太フィルとジム・オルークさんのバンドとの公演のための会合だと思っていました。この会に出席していたのは、宣伝美術をお願いしていたお2人、グラフィック・デザイナーの大原大次郎さんとイラストレーターのNoritakeさん。KATAを運営している佐々木奈美さん、そして僕の4名。しかし、この時はじめて僕はこの打ち合わせが、大原さん、Noritakeさん、僕との3人でKATAで開催予定の作品展示のための会合だということを知ったのです。こういう偶然の巡り合わせもあるもんだな、と驚きを超えて楽しささえ感じてました。さて、大原さん&Noritakeさんと僕との関係をご説明すると、両氏とも僕の主催公演の宣伝美術をお願いしたことでした。大原さんには2011年アサヒ・アートスクエアで開催した音楽祭《ミュージック・トゥデイ・アサヒ》、Noritakeさんには2010年スーパーデラックスで開催した音楽イヴェント《音楽からとんでみる2》。いずれも僕自身にとっても大切な公演で且つ大事な部分のお仕事を担当して頂いて、公演ともども素晴らしい結果となりました。とにかく、そんなこんなで、いつのまにか僕の参加も決まっていた3人展なのですが、予てから親交があり、もしチャンスがあればみんなで何かが出来れば良いね、とライトに話していた大原さんとNoritakeさん、そして自身の9月10日公演もあるリキッドルーム、みんなの調和がひとつの空間に落とし込めれるような作品たちを制作できるように、今から気合いを入れなおすところです。

蓮沼執太(2012年7月)

 

<<同期開催>>

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▼2012年9月10日(月曜日)

LIQUIDROOM 8th ANNIVERSARY

蓮沼執太フィル/ジム・オルークとレッドゼツリン

 

開催日:2012年9月10日(月曜日)

開場/開演:18:30/19:30

会場:リキッドルーム

前売券(発売中):3,000円[税込・1ドリンク代(500円)別途]

前売券取り扱い:チケットぴあ[Pコード 177-007]、ローソンチケット[L-code 76120]、イープラス、DISK UNION(新宿本館/渋谷中古センター/下北沢店/吉祥寺店/お茶の水駅前店/立川店/中野店/池袋店/町田店/横浜関内店/横浜西口店)、リキッドルーム

 

~演奏者たちの織り成す世界は、音楽の愉しみそのもの~

ジム・オルークとレッドゼツリンについて、「どの曲をやるかは毎回ステージで決めます。バンドのメンバーもステージに上がるまで知らない。曲は実に難しくメンバーはほとんど1年間勉強しています」というジム本人の弁を聞いて、キャプテン・ビーフハートのあの複雑に美しかったマジック・バンドをちょっと連想してしまったのだが、そのメンバーは、ジムがプロデュースした石橋英子の傑作アルバム 『Imitation Of Life』に集ったバンド「もう死んだ人たち」からなると知って、僕の連想など遙かに超えたものを見せてくれるのだろうとすぐに悟った。音のレイヤーを重ねて、スリリングで躍動感に満ちた展開となることを確信している。そして、対する、蓮沼執太率いる蓮沼執太フィルは、先日のWWWでのワンマン公演でも存分に披露した、しなやかなで自由度の高いコレクティヴな演奏に、今回はさらに環ROYというミステリアスで巧妙なるマイクロフォン・コントローラーを加えることで、オーケストラ編成のアンサンブルのゆらぎとダイナミクスは一層高まるに違いない。いずれにせよ、バンド以上の何かへと足を踏み入れている、この二組の演奏者の集合体を体験できるのは、音楽の愉しみそのものなのだと断言しよう。

原 雅明(corde inc.)

 

詳細ページ: http://www.liquidroom.net/schedule/20120910/11260/” style=”color: rgb(153, 153, 153); text-decoration: none; -webkit-transition: 0.4s;”>http://www.liquidroom.net/schedule/20120910/11260/

 

問い合わせ先:リキッドルーム 03-5464-0800 http://www.liquidroom.net/” style=”color: rgb(153, 153, 153); text-decoration: none; -webkit-transition: 0.4s;”>http://www.liquidroom.net