FLATTOP

FLATTOP

 FLATTOPのラインナップと組み合わせからは特別な匂いがする。全国各地、特にビッグ・シティ東京では日夜ものすごい数のパーティや音楽イベントが開かれている。選び放題である。そういう中でパーティ・ピープルや音楽好きや遊び好きを振り向かせて足を運ばせるのは容易なことではない。みんな仕事や学校や付き合いがあるし、酒を飲めばカネもかかる。財布と相談しなければならない。時間とカネを使うならば新しくてスペシャルな体験をしたい。刺激的な音楽や映像にエキサイティングしたいし、ときめく出会いと共にチルしたい。そう、パーティには創造力と歓待が必要だ。ただ有名人を呼べば人がワラワラと集まる時代はとっくに過去の話である。だからまず、25歳以下の入場料が1000円なのが素晴らしい。FLATTOPのオーガナイザーの気概と信念が感じられるではないか。

 

 そして今回3回目をむかえるFLATTOPというパーティは、やはりラインナップと組み合わせがいい。1日目は、呂布カルマとマヒトゥ・ザ・ピーポーのライヴ、COMPUMAのDJというスリーマンである。バトル・ライムと冥界と悪魔の沼を同時に味わえる予測のつかない”対バン”だ。照明も仕込んで空間を演出すると聞いている。2日目も、はっきり言って豪華だ。出演者を見てほしい。ラップ・ミュージック・フリークは見逃せない面子(HIDENKA、MONYPETZJNKMN、仙人掌だってよ、おい!)だし、三軒茶屋のOrbitで定期的にパーティをやっている黒楽長屋(ごくらくながや)が仕切るTime Out Cafe & Dinerは、彼らのパーティを経験した人間から言わせれば、まあ間違いなくグッド・ミュージックの流れるステキな空間になるでしょう。フードもでるし、映像も流して、デコレーションもするらしい。これは完璧にお祭りです。遊びましょう。(二木信)

 

【 DAY 1 】

live:

呂布カルマ

マヒトゥ・ザ・ピーポー

 

dj:

COMPUMA

 

light:

Hitoshi Sato

 

2017.6.2 friday

KATA[LIQUIDROOM 2F]

open/start 19:00/20:00

adv.(now on sale!!!)* 2,000yen[+ 1drink order] / door 2,500yen(under25→1,000yen)[+ 1drink order]

*LAWSON[L code 72384], e+<http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002222653P0030001>, LIQUIDROOM

 

【 DAY 2 】

KATA:

HIDENKA

MONYPETZJNKMN

OMSB&Hi’ Spec

peepow a.k.a マヒトゥ・ザ・ピーポー

呂布カルマ

仙人掌

WISESENSEI (14Catherine/Suspicious City)

 

Time Out Cafe & Diner feat. 黒楽長屋:

BLACK MOOD (Bitterbeat Records / Slow Lights)

CHANGSIE

DJ 49

Wassupski (Jazzy Sport) 

FREEDOMCHICKEN&DJ KOGA (Downwell79s)

Ladi Dadi (Jazzy Sport / breakthrough)

Mr.マジックバジャール a.k.a. カレー屋まーくん

mr.bottom&teamBiV

 

VJ:

TUA (Thinking Ur Ass)

 

FOOD:

Mr.BOTTOM & SPICE POSSE & ブラック鯖ス

 

2017.6.3 saturday

KATA + Time Out Cafe & Diner[LIQUIDROOM 2F]

open/start 15:00

adv.(now on sale!!!)* 2,800yen[+ 1drink order] / door 3,300yen(under25→1,000yen)[+ 1drink order]

*LAWSON[L code 72384], e+<http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002222656P0030001>, LIQUIDROOM

 

★お得な2日間通し券も発売中!!

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*LAWSON[L code 72384], e+<http://sort.eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002223396P0030001>, LIQUIDROOM

 

★25歳以下のチケットご希望の方

メール予約/当日券にてお求め出来ます。

※ご入場の際に必ず“25歳以下を証明できる身分証明書”をご提示ください。

 

●メール予約ご希望の方

・件名「6/2 or 3 “FLATTOP”予約希望」

・氏名(フルネーム<カタカナで>)

・電話番号

・枚数

を明記の上、 flattop.ticket@gmail.com までお送りください。

※予約受付期間:公演前日の23:59まで

 

info:

KATA http://kata-gallery.net

Time Out Cafe & Diner 03-5774-0770 http://www.timeoutcafe.jp

LIQUIDROOM 03-5464-0800 http://www.liquidroom.net

 

ryofukaruma

■呂布カルマ

JET CITY PEOPLE代表。制作、LIVE、バトル全部やる。抜かりなし。楽しみたいだけなら俺じゃなくてもよくねー?

 

mahito

■マヒトゥ・ザ・ピーポー

2009年 バンドGEZANを大阪にて結成。作詞作曲をおこないボーカルとして音楽活動開始。

2011年沈黙の次に美しい日々をリリース。全国流通前にして「ele-king」誌などをはじめ各所でソロアーティストとしてインタビューが掲載されるなど注目が集まる。

2014年、kitiより2ndアルバムPOPCOCOON発売。

2014年には青葉市子とのユニットNUUAMMを結成し、アルバムを発売する。

2015年にはpeepowという別名義でラップアルバム Delete CIPYをK-BOMBらと共に制作、BLACK SMOKER recordsにてリリース。また音楽以外の分野では国内外のアーティストを自身のレーベル、十三月の甲虫でリリースしたり、野外フェスである全感覚祭やZINE展を主催したりとボーダーをまたぎ自由なスタンスで活動している。

 

compuma

■COMPUMA

ADS(アステロイド・デザート・ソングス)、スマーフ男組のメンバーを経て、 DJとしては国内外の数多くのアーティストDJ達との共演やサポートを経ながら、日本全国の個性溢れるさまざまな場所で日々フレッシュでユニークなジャンルを横断したイマジナリーな音楽世界を探求している。自身のプロジェクトSOMETHING ABOUTからMIXCDの新たな提案を試みたサウンドスケープなミックス『Something In The Air』シリーズ、悪魔の沼クルーとしての活動など意欲作も多数。一方で、長年にわたるレコードCDバイヤーとして培った経験から、音と音楽にまつわる様々なシーンで幅広く活動している。2015年、京都の老舗茶問屋、宇治香園創業150年記念として KIRIHITOの竹久圏のギターをフィーチャーしたソロCD「SOMETHING IN THE AIR -the soul of quiet light and shadow layer-」、リコンストラクトを手掛けた12インチEP「Compuma meets Haku」をリリースした。今年2017年1月には空族の最新映画「バンコクナイツ」Em Recordsトリビュート企画12インチヴァイナル第2弾、stilichimiya「バンコクナイツ」をリミックス。3月には、Black Smoker Recordsより最新MIXCD「Lateral Thinking feat. KILLER-BONG」が発売されたばかり。

http://compuma.blogspot.jp

 

hidenka

■HIDENKA

HIDENKA A.K.A TENGOKUPLANWORLD

RapMusicMaker,StrangeなUNITY GARBLEPOOR!のVOCAL 熱くなれる代表

 

monypetzjkmn

■MONYPETZJNKMN

東京のナイトシーンで噂と話題の絶えない次世代ヒップホップ集団「YENTOWN」。年齢・出身・国籍もバラバラの彼らは、渋谷「Social Club Tokyo」で開催されていたパーティー「YENJAMIN」(現在は終了)に夜な夜な集まってきたラッパー、DJ、VJ、トラックメイカー、ファッションデザイナー、映像ディレクターなどが集まり2015年に結成。現在は15名の正式メンバーを擁し、音楽・映像・ファッション・アートをハイブリッドさせたネオカルチャーをストリートから生み出し続けている。MONYPETZJNKMNは、同クルーのフロントマンとして活動するMonyHorse(モニーホース)、PETZ(ペッツ)、JNKMN(ジャンクマン)の3人からなるユニット。2015年1月にMVが公開されたMonyHorse, PETZ, Junkman名義による「Higher Part II」(Prod. Chaki Zulu)が現在の活動に繋がる源流であり、これがYENTOWNの興りでもある。MONYPETZJNKMNの3人は三者三様にソロでも活動。フィリピン国籍のMonyHorseは、同じ団地に暮らしていたKOHHとの出会いをキッカケにラップを始め、2012年にKOHHとのコラボ曲「We Good」「Faded(remix)」(共に2012年にKOHHが発表したミックステープ『YELLOW T△PE』収録)でシーンに颯爽と登場、18歳にして一躍脚光を浴びた。PETZはTHE BOYZという3人組でY.G.S.P.プロデュースによる「BOYZ STANCE」などを発表し、2013年にはKOHH, Tokarev & PETZ名義でリリースした「十人十色」がバイラルヒット、その存在が知られるようになる。Junkmanは16歳の頃からラップを始め、RAU DEF『K.T.A』(2012年)収録の「# ぶっちゃけ」にPETZと共に客演。その後、MCネームをTokarevに改め、前述の「十人十色」に参加。2015年にはSEEDA, Junkman & kZm名義による「BUSSIN」が人気ミックスCDシリーズ「CONCRETE GREEN Vol. 13」に収録されるなどして、その名を広めていった。2016年、3人はシーンへの挨拶状としてMONYPETZJNKMN名義でミニアルバム『上』『下』を2月と4月に立て続けにリリース。8月には追い打ちを掛けるようにEP『轟』を発表。10月には全米1位ヒット「Harlem Shake」を持つバウワーがYENTOWNの面々らを迎えた「Night Out」をリリースし、話題を集めた。今後さらなるブレイクが期待される中、満を持してフルアルバム『磊』をフィジカルリリース。ストリートの景色をぐにゃりと変えてきた彼らへの注目度と関心度、人気は日増しに高まっている。

 

omsb&hi'spec

■OMSB

神奈川県座間出身。B-Boy古典映画”Juice”を観てDJを目指すも、やる為に何をしたら良いのか分からずそのまま5年が経過。16歳の頃、既にドップリとhiphopに浸かっているOMSB少年はかつて想いを再燃させ、CDJとリズムマシンを購入。この時点で何かが間違っていた。その後増えた仲間がラップをしていたので、お前に出来て俺に出来ないはずが無いとラップを始め、直後大いに反省する。紆余曲折ありながらも”ナンボのもんじゃい”の精神を貫き、自称”東方不敗のヒップホップ・ジーニアス”を名乗るが、未だ正当な評価を受けていない、静かなマグマの様な男。

 

sennninsyo

■仙人掌

MONJU/DOWN NORTH CAMPのメンバーでMC, 2016年末 1st ALBUM「VOICE」を発表

 

wisesensei

■WISESENSEI (14Catherine/Suspicious City)

2010年11月にデビュー12インチ・シングル”Beyond The Walls”をリリース。キレもありながら詩情に溢れるリリックとタフでラフなサウンドでヘッズに衝撃を与え、瞬く間に完売し話題となった。2014年3月にはレーベル・Suspicious Cityより、長年の同士でもあるDeeego,そしてLadidadi,DJ Juco,DJ Mitsu the Beats,Leo,Aboa Koga,Bottom Flyをプロデューサーとして迎えた1st アルバム”SENSE WISENESS”をリリースする。2014年6月にはオランダ・アムステルダムを拠点に活動するproducer、KID SUBLIMEの3rdアルバム『Hot Water Music』に収録されているA Brand New Dayに参加。

 

black_mood

■BLACK MOOD (Bitterbeat Records / Slow Lights)

70’s UKパンク~80’s USハードコアの精神とエナジーをパブリック・エナミーに感じ、90年代初頭からHIPHOPに傾倒して行く。生音から打ち込みまで幅広く愛す音楽スタンスでDJプレイ中。これまでにはDJ QUIETSTORM / 中目黒薬局 presents “HOME, SWEET HOME” への参加。現在は、BEN THE ACEがロング・プレイする偶数月第2月曜日 “SPELLBOUND” @Organ Bar や、奇数月第4水曜日の “KING SIZE” @Family、梅が丘QUINTET、青山蜂等、都内各所に出没。また、偶数月第4金曜日 “SLOW LIGHTS” @HeavySick Zeroを ILL SUGIと共に主催している。

 

changsie

■CHANGSIE

千葉は銚子の潮風が育んだ、1987年産ベースDJ。ブラックミュージックに魅了されDJを始める。ダブステップからベースミュージックにハマり、UKベースを軸にテクノ、ハウス、2STEPなどをプレイ。新宿OPENで奇数月第2水曜日に行われている“Disco Shooter”をはじめ、都内各所のクラブでフロアをブンブンうねらせている。ありとあらゆるベースを求めて、日々変貌中。

 

dj49

■DJ 49

湘南・鎌倉に生まれ育ち、現在は東京のハードさに惹かれ、cityに拠点を移し活動中。今までにSTREET ONLYで数々のMIXをリリースし、中でも日本のHIPHOPアーティストのダブプレートのみで作り上げた「ROOTS134」、MEGA-G & DJ MUTAと組み、日本語ラップのクラシックを再構築した「Basic Training」は多方面から賞賛を呼び、自らの地位を確立した。また自身のレーベル「UNDER THRONE PRODUCTION」からも精力的にリリースを続け、DA BEATMINERZオール・プロデュースのEP「CRAWL」は記憶に新しい。その他にもweb magazine「LIKE THIS」にて、毎月DJ、SELECTORを招き、フリーのMIX「Hi-ROOM'S A CALLER」を配信中。14年3月、初となるOFFICIAL MIX「TRAVEL ILLEGION」をP-VINEからリリース。

 

wassupski

■Wassupski (Jazzy Sport)

「女性に優しいハードコア」がモットーの素敵集団Jazzy Sport Productionsのエグゼクティブ・プロデューサー。

 

freedomchicken&dj_koga

■FREEDOMCHICKEN&DJ KOGA (Downwell79s)

2000年代初期にBrooklyn NYで結成。現在に至るまでクロスオーバーしながらBack2Backするスタイルで各地のフロアを揺らす、underground floor warmer supreme team。

 

■Ladi Dadi (Jazzy Sport / breakthrough)

渋谷The Roomにて行われているパーティbreakthrough(with.DJ Jin, Masaya

Fantasista, FREEDOMCHIKEN, Koba Trench)をHomeにロングランで活動中。2005年にはフルアルバムを発表、ワールドリリースもされた。またMasaya Fantasista, Okuda supaとのグループ”Physical sound sport”としてもフルアルバム”songnote”、12inch E.P(Jazzy Sport)をリリースの他、個人ではartistへのRhythm提供・プロデュース。good music mix cdのリリースなど。

http://www.jazzysport.com

 

maakunn

■Mr.マジックバジャール a.k.a. カレー屋まーくん

HIPHOP黄金期の原体験で磨かれた超絶的スクラッチ・ミキシングテクニックを武器にHIPHOP・DEEP HOUSE・TECHNO・MINIMAL・・・ありとあらゆるジャンルをイルなドラムミュージックという観点で解釈・プレイするそのスタイルはクロスオーヴァーDJなどという形骸化された言葉から連想されるような姿からは程遠くまさに唯一無二。DJ HIKARUをもってして『俺が東京に捨てていったものを拾って勝手に暖め続けた晩酌イズム後継者』と言わしめ、DJ YAS(LAMP EYE/KEMURI PRODUCTION)も自身がプロデュースした日本語ラップの金字塔『証言』の7インチを『シリアルナンバー1はこの先会う最もドープなDJに。2番はまーくんの物だ』と渡した。近年では2000年以降最大級のレコードヒットとなった『加山雄三feat punpee お嫁においで2015』のプロジェクトディレクター、ママチャリで行くDJツアー(現在青森で停泊中)レッドブルも怖くてできないと言われたブロックパーティー『大三元』をたった一人で主催するなど多岐過ぎる動きは『織田信長、実は7人居た』のように想像上の生き物として寒い地域の子供を布団に篭城させるくらい得体が知れない存在として業界に無視され続けている。

 

mr.bottom

■mr.bottom

盛岡出身のDJ・ビートメイカー・ラーメン家。今は無き岩手県盛岡市の老舗クラブ「DJ BAR DAI」にて行われていた伝説的HIPHOPパーティ「EXPLORER」でのレギュラーDJ経て「JAZZYSPORT TOP TEAM」としてのコンピレーションアルバム参加や様々なアーティストへの楽曲提供で注目を集める。2014年「Bottom fly」改め「Mr.Bottom 」。長年のディグと音楽地下活動、そしてラーメンライフ。更に年輪を重ねたDJそしてビート。注目して欲しい。

 

teambiv

■teamBiV

yentowntokyo所属

 

spiceposse

■SPICE POSSE

黒い円盤の溝に針を落とすように、熱いフライパンで玉葱を炒める。

Like a DJ droppin’ needle on a vinyl, he stir-fries onion on a hot pan.

ダンスフロアにグルーヴ感が漂うように、油にスパイスの香りが漂い出す。

Like groove hanging on the dancefloor, scent of spice and oil floats in the kitchen.

ここぞというタイミングでミキシングするように、全ての食材が混ざり合う。

Like mixing on that timing, all the ingredients get blended.

それはまるでJBLのスピーカーから鳴り響くGood Music。

Like a Good Music blasting from JBL speaker.

音楽をこよなく愛しSpiceを愛する、空腹集団。

hunger filling squad “spice posse”, loving music and spice above all.