HOUSE OF LIQUID sunday afternoon supported by Corona

HOUSE OF LIQUID sunday afternoon supported by Corona

 

鬼才、変態、いやいや正統派──魔人が奏でるグルーヴ万華鏡、モーリス・フルトン出演のサンデー・アフタヌーン・パーティー

 

お盆真っ只中な日曜、名物〈HOUSE OF LIQUID〉が、サンデー・アフタヌーン・パーティーで参上。今回はいくども当〈HOUSE OF LIQUID〉で、ファンタスティックなプレイを見せてくれたモーリス・フルトンが登場。長いキャリアに裏打ちされたDJプレイは、端正な正統派グルーヴから、めまいのするようなフリーキー・グルーヴまでを行き来し、すばらしい世界観をフロアに誕生させる。昨年はブーフ名義にて欧州ハウス・シーンの重要レーベル〈Running Back〉からアルバム『The Hydrangeas Whisper』をリリース、まさに総決算とも言える、その音楽性は高い評価を受けたばかりでもある。そして共演は、この国のハウス・マスター、DJ NORIと、Mr. HOUSE OF LIQUID、MOODMANが登場。

 

トライアングルな穏やかなディープ・グルーヴとともに、こちらはちらりと多種多様メンツも勢ぞろい、ラップにデコにいろいろに幅広い活躍を見せる、嫁入りランド、DJ/シンガー/バンド、さらには楽曲提供まで手がけ、大人シティー・ムードな『Lotta Love』で変わらぬハイセンスさを見せつけたG.RINA、渋谷KOARAの〈TOPGUN〉からはmoriura、レコード・バイヤーにはじまり、よろず音楽裏方からDJまでをこなすRoger Yamaha、さらには関西からはAFRとokadadaも登場。

 

夏の日曜の夜を、鉄壁のディスコ・グルーヴ&いろいろグルーヴでぜひとも。(河村祐介)

 

■Time Out Cafe & Diner

DJs:Maurice Fulton, DJ NORI(KONTACTO), MOODMAN (HOUSE OF LIQUID/GODFATHER/SLOWMOTION)

LIVE:嫁入りランド[new!!!

 

□KATA

DJs[new!!!]:AFR, G.RINA, moriura(TOPGUN), okadada, Roger Yamaha

 

2016.8.14 sunday afternoon

Time Out Cafe & Diner + KATA[LIQUIDROOM 2F] 

open/start 16:00

adv.(7.16(sat) on sale!!!)* 1,500yen / door 2,000yen

*e+<http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002196504P0030001>、DISK UNION CLUB MUSIC SHOP(SHIBUYA/SHINJUKU/SHIMOKITAZAWA)、Jazzy Sport Music Shop Tokyo、JET SET TOKYO、Lighthouse Records、TECHNIQUE、clubberia(19(tue)~)、RA、LIQUIDROOM

 

info

HOUSE OF LIQUID https://www.mixcloud.com/house-of-liquid

Time Out Cafe & Diner 03-5774-0440 http://www.timeoutcafe.jp

KATA http://kata-gallery.net

LIQUIDROOM 03-5464-0800 http://www.liquidroom.net

 

maurice_fulton

■Maurice Fulton

Grand Master Flashに影響を受け、ターンテーブルに魅了され、その後、それ以外のものに振り向くことはなかったと言う。13歳の頃から、すでにDr Scratch名義でHIP HOP DJとして活躍しており、未だ最前線にて、常に実験的音楽を世に送り出している奇才プロデューサー、Maurice Fulton。

 

1984年、ボルチモアのゲイクラブ、「HATS」にて初のレジデントを担当し、ガラージ・ミュージックをプレイしはじめる。数週間後には、「The Last Stop」でのレジデントを持つようになり、1986年までにはボルチモアで指折りのDJとして知られるようになっていた。その夏、HIP HOPシーンのDJ Wildstyleと、アメリカ・ツアーを行い、当時のHIPHOPシーンの暴力性を体験、ガラージの道へと傾向していったのである。その後、伝説のクラブ「Odell’s」でのレジデントを担当する傍ら、ボルチモアのレコード・ショップで働くようになる。ここで、現在のBasement Boys, Tommy, Teddy, Jayに出会うのである。

 

幼い頃から教会でオルガンを弾き、学校でドラムを叩いていたMauriceがBasement Boysの一員としてトラック制作に関わっていくようになるのは自然なことであった。彼のキーボードとドラム・プログラミングは、Basement BoysがプロデュースしたUltra NateやCrystal Watersの作品で聞くことができる。

 

1996年、NYに拠点を移し、Warp、SSR、Discfunction、Nuphonic、Transfusion、Pagan、Sahkoなどのレーベルから様々な名義で作品をリリース。実験的でアブストラクトな彼の作品は、シングルはもちろん、自身の波瀾万丈な人生をストーリー展開したアルバムまで、ヨーロッパにおいて絶大なる支持を受けた。2000年、メルボルンへ移り住み、Bubble Teaseという自身のレーベルを立ち上げ、”Fairlight Sunrise”をフィーチャーした最初のEPはフランスのNOVAラジオで大絶賛された。現在は、イギリスのShefieldに拠点を移し、彼の妻でもあるパンクボーカリスト「MU(カナモリムツミ)」のプロデュースを手掛け、フランスTiger Sushiレーベルよりファーストアルバムをリリース。

 

その後も、OUT PUTよりリリースしたMUのセカンド・アルバムも世界中で注目される。エレクトロ・パンク・ファンクとでも言おうか、言葉では表現できない、エレクトロで挑発的な彼のトラックは、ハウス・ファンだけでなくテクノ、ブレイクビーツ、ジャズと、ジャンルを越えて絶大な評価を得ているのである。

 

2005年には、liquid recordingsよりBoof名義でアルバム『A Soft Kiss By a Rose』をリリース。2008年には、DFAより本人プロデュースによるバンドSyclopsによるアルバムをリリース。さらにBoof名義にて2011年『Shhh, Dandelions At Play (Running Back)』、2015年3月『The Hydrangeas Whisper (BubbleTease Communications)』をリリース。相変わらずの高いクオリティーとオリジナル性のあるアレンジでより一層の幅広いファンを拡大しているのである。

 

DJとしては、アメリカはもちろん、ヨーロッパ、オーストラリア、日本と、各地で活躍。また、Jimi Tenorとのコラボレーションにより、彼のワールドツアーにも参加。Sonarでのパフォーマンスも高い評価を得ている。

 

何年もの間、彼は、ユニークなオリジナルサウンドを様々なスタイルで展開させてきた。彼の3台のターンテーブルを使った技術は、事実上、彼のガラ-ジ/ロフト/クラシックコレクションとは無比であるのだが、今のアンダーグランド・ダンスミュージック・シーンにおいては、クラウドが発狂し、フロアを魅了するモーリスワールドが完成されているのである。

 

dj_nori

■DJ NORI(KONTACTO)

’86年に渡米、LARRY LEVANと共にプレイする経験を持つ。映画『MAESTRO』では、世界のダンスミュージック・シーンに最も影響を与えたパイオニアとして出演。’06年、初のミックス・アルバム『LOFT MIX』をリリース。’09年、彼のキャリア集大成ともいえる“DJ NORI 30TH ANNIVERSARY”を開催し、前人未到の30時間ロングセットを達成。2013年6月より青山ZEROにて新パーティ<Tree>を始動した。

 

同年、<Salsoul>と<West End>の音源をミックスした『Spirit Of Sunshine – Nori’s West End Mix』を<OCTAVE LAB>よりリリースし海外でも人気のシリーズとなる。また奇才プロデューサー、Maurice Fultonとの交流も深く、モーリス来日時に共同制作した楽曲を収めたEP『We Don’t Know EP』<Running Back / Bubbletease Communications>も国内外で高い評価を得ており、楽曲制作においても活躍。

 

2015年11月25日に、再びミックスCD『Take The N Train -Nori’s Mix-』を<OCTAVE-LAB>よりリリース。

 

DJとしてのキャリア35年以上となる今も、ラジオ出演、ロンドンやNYでの海外公演、さらにレギュラーパーティ<GALLERY><TREE>をいまだ精力的に続けており、音楽のかけ方、音楽そのものの表現方法を知る、世界の至宝と呼ばれる所以となる。

 

moodman

■MOODMAN(HOUSE OF LIQUID/GODFATHER/SLOWMOTION)

80年代末に活動開始。高橋透、宇川直宏とタッグを組んだGODFATHER、HOUSE OF LIQUID、SLOWMOTION等のレジデントパーティーの他、TAICOCLUB、Freedommune、Raw Lifeなど、インディペンデントな屋外フェスへ多数出演。記念すべき第一回のDJを担当した〈Dommune〉では、自身の番組Moodommuneを不定期で放送している。2013年、約6年ぶりにオフィシャルミックスCD『SF mixed by MOODMAN』を発表した。

https://twitter.com/moodman10

 

yomeiriland

■嫁入りランド[new!!!]

ラップ、ラジオドラマ、デコレーション、温泉、恋、仕事、家族サービス、勉強、梅宮、、アンナ事こんな事…?!?!?!?!?!

http://ameblo.jp/yomeiriland

https://twitter.com/yomeiriland

https://soundcloud.com/yomeiriland

http://yomeiriland.bandcamp.com

 

afr

□AFR[new!!!]

1992年クリスマスイブ生まれで関西を中心に活動中。選曲はDISCOからHOUSEをメインに、とにかくいい曲をかけ続けています。少し前の話になりますが、”GRAND HOTEL”というMIXCDをリリースしたこともありました。皆さまにパーティーでお会いできるのを、楽しみにしております!

http://soundcloud.com/afrmusic

 

g.rina

□G.RINA[new!!!]

シンガーソングビートメイカー・DJ これまで5枚のオリジナルアルバムを発表。国内外・ジャンルを問わず幅広いア ーティストへの歌詞/楽曲提供、リミックスや客演など行っている(土岐麻子、坂本冬美、Dorian、tofubeats、Negicco、OMSB、他)。2015年10月、5年ぶりのアルバム「Lotta Love」をリリース。80・90年代へのオマージュとともに、日本語歌詞のメロウファンク、ディスコ、モダンソウルを追求した作品になっている。

http://grina.info

 

moriura

□moriura(TOPGUN)[new!!!]

ディスコ、ハウスを中心に都内で活動中。現在レギュラーパーティにTOPGUN at 渋谷KOARA、MOGROOVE!at 秋葉原MOGRAがあり青山TUNNELの第三金曜日も担当している。とにかく明るいDJ。

https://twitter.com/moriura

 

okadada

□okadada[new!!!]

大阪在住のDJ/trackmaker。関西を中心に全国各地、多岐にわたるパーティーでDJをしつつ、ネットレーベル「maltine records」やbandcampから曲をリリース。tofubeatsとのユニット「dancinthruthenights」としてもたまに活動中。各種コンピレーションやlyrical schoolへの楽曲提供から、FPMのMegamix、ZEN-LA-ROCK、私立恵比寿中学、韻踏合組合、夢眠ねむ、ディスク百合おん、小泉今日子等のRemix、雑誌ユースカへの執筆、スペシャの番組でカラオケなど色々やってます。

http://okadadada.blog137.fc2.com

 

roger_yamaha

□Roger Yamaha[new!!!]

2000年に渡米後、ニューヨークのTurntable Labに所属しつつDJとして数々のイベントに出演。自主制作のヘヴィ・メタル・ミックス他、Money StudiesレーベルからはBlu Jemzとの共作をリリース。帰国後は、Moonwalk Recordsのディレクション業と並行して、国内外各所にて精力的に活動。他、Turntable Lab Tokyoのマネージメント~FRAN-KEY, CRYSTAL & ROGER(Crue-L Records)としての活動等々イロイロ経て、現在に至る。