Bjork、FKA Twigs、ARCAといった最高峰のミュージシャンとのコラボレーションでその名を世界に知らしめている、Jesse KandaのEXHIBITIONが3日間限定開催決定!
Jesse Kanda、彼のその名前を知らしめたのは、デジタルのフレームに生み出したイメージ──グロテスクでありながら、エロティックであり、抗えぬ淫靡な魅力が共存した異形のクリーチャー(?)たち。ヒトなのか動物なのか、欠損と過剰さが支配する強烈なインパクト。実はひっそりとこの世と現実に存在しているようなリアリティをもって迫ってくる。ともかく、彼が作り出した視覚イメージは、ひとつポスト・インターネット / SNS時代で増殖し、広がる視覚イメージのなかでもひときわインパクトを持ち、それに触れるものたちを魅了してきた。まさにそこへと接続したものたちの“感覚”をひとつ変えてしまったといっても過言ではないだろう。さらに最近では彼は、そのイマジネーションの発露を電子音楽制作へも投下し、doon kandaとしてサウンド・メイキングも行ない、つい先ごろ、そのシングルは名門〈Hyperdub〉からのリリースがなされた。
ARCAやFKAツイッグス、さらにはBjorkの楽曲も、彼のインパクト溢れるイメージによって、インターネットでさらなる拡散がされたことというのはひとつ間違いない事実だろう。海外では、NYのMoMAでのマルチメディア・アートのインスタレーションを行うなど、はっきりいってこの規模で彼のアート / 音楽を直に感じることができるのは非常に貴重なチャンスとなるだろう。っていうか、ここにきたら、末代まで自慢ができるぞ! サポートにファッションブランドのTOGAが入ることも決定!
会期:2017年5月30日(火曜日)~6月1日(木曜日)13:00-20:00
会場:KATA[LIQUIDROOM 2F]
入場料:無料
問い合わせ先:
LIQUIDROOM 03-5464-0800 http://www.liquidroom.net
そして、5月29日(月)にLIQUIDROOMのスペシャルなイベントを開催。
そこには現れるは強烈なるイメージの寺院──緊急来日、Jessey Kanda / doon kandaのサウンド&アート・インスタレーション
LIQUIDROOMでのイベントは、「クラブを寺院に見立てる」という、コンセプチャルなものとなるもようだ。現実とイメージの境界線を危うくさせる、肉体的なリアリティを持った強烈なイメージの過剰がもたらす、幻の神々たちとの邂逅となりそうだ。doon kandaとしてのDJプレイも披露される模様で、さらにいくつかのヤバい体験もある模様だ(きてからのお楽しみ)。
LIQUIDROOM presents
doon kanda DJ SET + Jesse Kanda ART SHOW
2017.5.29(Mon)
open/start 19:30
at LIQUIDROOM
adv.¥3,000(税込・ドリンクチャージ別)
*チケットぴあ [333-290] ローソンチケット [73482] e+ 5/13 ON SALE
イベント詳細→http://www.liquidroom.net/schedule/20170529/34003/
info LIQUIDROOM 03-5464-0800 http://www.liquidroom.net
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▼ジェシー神田 (Jesse Kanda)
1987年、神奈川県逗子市生まれ。独学ヴィジュアル・アーティスト/ミュージシャン/ヴィーガン/漫画好き。ヴィジュアル・アーティストとしては、ビョークのミュージック・ヴィデオ「Mouth Mantra」、エレクトロニック・ミュージック界の奇才アルカやFKAツイッグスのヴィジュアル作品など、アーティストと一体となって作り出される独創的な作品は、若手ヴィジュアル・アーティストとして世界最高峰の評価を得ている。特にアルカとはデビュー以来現在までほぼ全ての作品でヴィジュアル・コラボレーターとして参加、MoMA近代美術館での作品発表など、エイフェックス・ツインとクリス・カニンガムの再来と絶賛を浴びている。またdoon kanda名義でミュージシャンとしても活動し、2017年1月にEP『Heart』をリリースしている。
▼TOGA
1997年ブランドを立ち上げ、1999春夏シーズンより展示会形式にてコレクションを発表。
2006春夏よりパリに発表の場を移しパリコレクションに参加。
2007年にはフランス国立モード芸術開発協会”ANDAM”を、2009年には毎日ファッション大賞を受賞。
2014年秋冬よりロンドンに発表の場を移しロンドンコレクションに参加。
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ディスクレビュー
doon kanda「HEART EP」
アミニズムとエレクトロニック・ミュージックの融合。拡張するジェシー・カンダの世界観。
text by 斎藤貴弘/ニューポート法律事務所