“あり得ないけど見たい!” そんな夢から生まれたコンサート・フライヤー&ポスター展 THE DREAM SCENE
世界に熱心なリスナーを持つ人気ネットラジオ局dublabが企画し、LAでも話題を呼んだ架空のコンサート・フライヤー&ポスター展“THE DREAM SCENE”の展示がいよいよ日本でも実現します。コンテンポラリー・アートやグラフィック・デザインで活躍するアーティストを中心に、日本からの参加も含めて全53アーティストの作品を展示します。
展示作品を収めたアートブック『ザ・ドリーム・シーン 夢想が生んだ架空のコンサート・フライヤー& ポスター集』(DU BOOKS)も刊行されます。また、LAと日本のアーティストのカヴァー曲を収めた関連コンビレーション・アルバム『ザ・ドリーム・シーン』(rings)も発売中です。
オープニングとクロージングには、参加した日本人アーティストのスペシャル・トーク、展示にイスパイアされたLiveとDJも予定されています。会場限定での各種グッズも販売します(ご来場の方には先着限定で関連グッズをプレゼント!)。LAから持ち込んだ作品が一同集められたまたとない機会です。ぜひご来場ください!
これは失われつつあるフライヤー、ポスター文化へのオマージュであり、いまだそれらが時には音楽そのものに勝るほどの想像力を掻き立て得るものであることを示してもいる。更に、音楽が如何にアートの形成に寄与してきたのかを、最もパーソナルなレヴェルで表現したものでもある。ティーンエイジャーの時に熱心に聴いた音楽は、その後のその人の音楽体験を形成するときに決定的な影響を与えるという話があるが、それは音楽体験だけではなく、あらゆる表現の根本を成すものではないだろうか。――原 雅明(『ザ・ドリーム・シーン 夢想が生んだ架空のコンサート・フライヤー&ポスター集』序文より)
□主な展示アーティスト:
KEVIN RAMOS & STEPHEN SERRATO
CHRIS BETTIG
HIT+RUN
MIA DOI TODD
AMY YAO
DAEDELUS
JASON YATES
MATT AMATO
青山宗央
伊藤桂司
IPPI
HIDEYUKI KATSUMATA
河村康輔
木村敏子
小島史郎
五木田智央
中澤耕平
中原昌也
□dublab(dublab.com)
1999年にアメリカ・ロサンゼルスでスタートしたネットラジオ局。音楽のみならず、アート、カルチャーを広める非営利団体としても活動している。世界中に多くのリスナーを持ち、現在は日本(dublab.jp)、ドイツ(dublab.de)、スペイン(dublab.es)でも放送中。
会期:2016年7月18日(月曜日/祝日) – 24日(日曜日)
会場:KATA[LIQUIDROOM 2F]*渋谷区東3-16-6-2F
※本展示/イヴェントを盛り上げるべく、KATA/LIQUIDROOM所縁のアーティストの方々にそれぞれの”ドリーム・シーン”をお聞き致しましたのでご紹介をさせていただきます。下記リンク先にてご覧ください。
※7月18日(月曜日/祝日)の「オープニング・レセプション」、24日(日曜日)の「クロージング・パーティー」ご来場の方には、”THE DREAM SCENE”トートバッグの先着特典あり!数量限定ですのでお早めに!!
■2016年7月18日(月曜日/祝日)
「オープニング・レセプション」
時間:17:00-21:00
料金:2,500円(先着限定で“THE DREAM SCENE”トートバッグをプレゼント!)
TALK:伊藤桂司 × 河村康輔(司会:原 雅明)
LIVE:sauce81 (N’gaho Ta’quia / 77 Karat Gold), SHOGO SATO (COLTECO)
DJ:原 雅明, DJ Funnel
■2016年7月19日(火曜日) – 22日(金曜日)
時間:15:00 – 21:00
料金:無料
■2016年7月23日(土曜日)
時間:13:00 – 20:00
料金:無料
■2016年7月24日(日曜日)
時間:13:00-16:00
料金:無料
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「クロージング・パーティー」
時間:17:00-21:00
料金:2,500円(先着限定で“THE DREAM SCENE”トートバッグをプレゼント!)
TALK:IPPI × HIDEYUKI KATSUMATA(司会:原 雅明)
DJ:DJ KENSEI -Dream Scene Set-, DJ DUCT, LDSS = Live Drawing Sound System = VJ LD + DJ SS[new!!!]
info
THE DREAM SCENE facebook https://www.facebook.com/dreamscene.rings
dublab.jp http://dublab.jp
LIQUIDROOM 03-5464-0800 http://www.liquidroom.net
▽『V.A. / THE DREAM SCENE』
Various Artists: Nite Jewel, Colteco, Mia Doi Todd, sauce81, Carlos Nino & Friends, The Long Lost, Suzanne Kraft, etc…
Catalog:RINC15
4988044024182
本体価格:2,400円+税
レーベル:rings 発売元:株式会社ディスクユニオン
発売中
▽『ザ・ドリーム・シーン 夢想が生んだ架空のコンサート・フライヤー& ポスター集』
原 雅明 編著
ISBN978-4-907583-89-7
A5 /並製/ 112 頁(オールカラー)/本体価格:2,500円+税
発行元:DU BOOKS 発売元:株式会社ディスクユニオン
2016年7月15日発売
“音楽好きなら誰もが一度は夢見る、ハッピーでクレイジーな妄想を網羅した最重要本!” — 伊藤桂司
“そりゃ現実のイベント行くより楽しいに決まってるでしょ??” — 中原昌也(Hair Stylistics)
▼伊藤桂司(いとうけいじ)
1958年、東京生まれ。グラフィックワーク、アートディレクション、映像を中心に活動。2001年度東京ADC賞受賞。ロッテルダム映画祭、「Active Wire」(ソウル:Haja Center)、「CLOSE UP of JAPAN展」(ブラジル:サンパウロ美術館)、「Buzz Club-News from Japan」(ニューヨーク:P.S.1 / MoMA)、「Art Stage Singapore 2014」(Marina Bay Sands)をはじめ国内外のグループショウに多数参加、ギャラリー360°等での個展多数。テイ・トウワ、スチャダラパー、バッファロー・ドーター、木村カエラ、キリンジ、PES、高野寛、ohana、オレンジペコー、東京ザヴィヌルバッハ、ボニー・ピンク、愛知万博EXPO2005世界公式ポスター、コカコーラ・コーポレイトカレンダー、NHKの番組タイトル&セットデザイン、阪急うめだ本店 メイン・ウィンドウ、SoftBankやイギリスのクラヴェンデールなどのキャンペーンヴィジュアル他、活動は多岐に渡る。作品集は『LA SUPER GRANDE』(ERECT LAB.)、『TAPES – SUPER CASSETTE SOUNDS 2』(UFB)他多数。京都造形芸術大学教授。UFG代表。
▼河村康輔 | KOSUKE KAWAMURA
1979年、広島県生まれ。東京都在住。グラフィックデザイナー、アートディレクター、コラージュアーティスト。「ERECT Magazine」アートディレクター。2006年、根本敬氏個展『根本敬個展ほか/入選!ほがらかな毎日』入選。2014年に福田亮と株式会社KRAQを立ち上げる。「C.E」「A BATHING APE®」「VANDALIZE」「master-piece」「NADA.」など多数のアパレルブランドにグラフィックを提供、コラボレーションTシャツを制作している。他にもライブ、イベント等のフライヤー、DVD・CD のジャケット、書籍の装丁、広告等のデザイン、ディレクションを手掛ける。サンフランシスコでの個展「TOKYO POP!!」(2011年)、「大友克洋×河村康輔」コラボレーション展『Re:construct in TOKYO』@A BATHING APE(2014年)を始め、スイス、ドイツ、フランスなど国内外の様々な美術館、ギャラリーで個展、グループ展を開催。ライブコラージュも多数行っている。コラージュアーティストとしては、Winston Smith、KING JOE、SHOHEI、大友克洋等との共作を制作。代表的なアートワークに、「大友克洋GENGA展」メインヴィジュアル(2012年)、「LUMINE×エヴァンゲリオン」メインヴィジュアル(2012年)、田名網敬一作品集『glamour』の100冊限定表紙コラージュ(2013年)、映画『SHORT PEACE』のメインヴィジュアル(2013年)、「ZIMA」キャンペーンイベント「OPEN TO CHANGE. ZIMA」のメインヴィジュアル(2015年)等がある。これまでに作品集『2ND』(ERECT Lab.)、『MIX-UP』(ワニマガジン社)、『22Idols』(ERECT Lab./Winston Smith との共著)、対談集『1q7q -LOVE AND PEACE-』(東京キララ社)を刊行。ファッション雑誌「EYESCREAM」、季刊誌「TRASH-UP!」(根本敬氏と共作の実験アート漫画「ソレイユ・ディシプリン」)にて連載を持つ。
▼sauce81 (N’gaho Ta’quia / 77 Karat Gold)
生々しいマシン・グルーヴとラフで温かみのあるシンセ使い、雑味たっぷりの楽器演奏と時折表すファジーでメローなボーカルワークで、ディープなソウルとファンクネスをマシンに宿すプロダクション・スタイル。2008年、バルセロナにて開催された Red Bull Music Academy に招待され、Sonar Sound Tokyo、Rainbow Disco Club、Do Over などの国内フェスや、Boiler Room 出演、海外でのライヴ活動も行っている。これまでリリースしてきた楽曲やリミックス・ワークは国内外のDJにサポートされ高い評価を得ている。また、Shing02 脚本・監督のショートフィルム『BUSTIN’』のために書き下ろした楽曲が Floating Points と Alexander Nut の耳にとまり、『Natural Thing/Bustin’』7″として UK の Eglo Records からリリースされた。N’gaho Ta’quia 名義でリリースされたデビュー・アルバム『In The Pocket』では、自身の音楽的ルーツである70年代のファンク/ソウル・ミュージックをダーティなビート・スタイルで再生させたような架空のムーヴィ・サウンドトラックを表現。2015年には、grooveman Spot とのユニット 77 KARAT GOLD のアルバム『WANNAFUNKWITU』を Jazzy Sport からリリース。エレクトロニックなファンク/ソウル・グルーヴとビート・サイエンスを体現した作品になっている。2016年、Mule Musiqのコンピレーション・シリーズ『I’M STARTING TO FEEL OKAY VOL.7』に楽曲提供し、更に活動の幅を広げている。
https://soundcloud.com/sauce81
https://www.facebook.com/sauce81
▼SHOGO SATO (COLTECO)
音を作る人。 2014年までSato Beatsとして活動。 日本を代表する一流アーティストから大絶賛されるFuture Disco Band COLTECOの作曲&KEYBORD,GITAR,BASS,雰囲気を担当。JAZZY SPORT,dublab、海外のLABELも含め、これまでにRELEASEされたCD,VINALは20枚以上。 ミニアルバムのalmost feelはツタヤのレンタルでチャートインを記録している。 海外ではMonday jazz(リトアニア)にMix提供、PROJECT MOON CIRCLE(ドイツ)のコンピレーションALBUMに参加、Rhythm Incursions(UK)でGuest Mixを提供、praverb.net(US)では世界の100人Beat makerに選ばれる。さらにフランス、アメリカ、オーストラリア、スイス、台湾、韓国、香港、フィリピン、シンガポールなど世界中のラジオやポッドキャストでON AIR。国内外問わず関係者やシーンから確かな支持を獲得。その他にもファッションビルのテーマソングや、TVのCM SONG製作。 アレンジやプロデュース、サポートなど幅広く活動中。 基本的に福岡と全国、海外を往復する生活。
https://soundcloud.com/satobeats
▼原 雅明(はら まさあき)
音楽評論家として執筆活動の傍ら、レーベルrings(http://ringsounds.tumblr.com/)のプロデューサー、LAの非営利ネットラジオ局の日本ブランチ dublab.jp(http://dublab.jp/)の運営も務める。単著『音楽から解き放たれるために──21世紀のサウンド・リサイクル』
▼DJ Funnel
DJ/TRACK MAKER。stripedot.主宰。ABSTRACT、BREAK BEATS、ELECTRONICA、HIPHOPをベースに、ROCKやフィールドレコーディングといった様々な要素を取り入れ、繊細で暖かく、力強い空間を創り出す。今まで世に放たれたMIX作品は、独特の選曲センスと絶妙なMIXで、常に話題を呼んでいる。現場では、スクラッチを織り交ぜたビートサウンドなアプローチから、アコースティックやアンビエントまで、クラブ/野外/カフェといった、場所と空間を選ばない選曲を聴かせる。浮遊感と叙情的な自身の楽曲や、L.E.D.やNo.9等のRemix Work、最近ではLAを代表する非営利ネットラジオ局dublabの日本ブランチdublab. jpでのlabrats DJとしても関わり、真に自由なスタンスで良質な音を届けている。現在まで、Star Fes,DISCOVERY,Natural High,Camps,Freedom Susetといった、多数の野外イベントにも出演し、高揚感と多幸感で、会場を包み込む。
https://www.facebook.com/funnel.official
▼IPPI
松谷一飛 / IPPI MATSUTANI
京都出身。東京在住。
グラフィックデザイナー、グラフィックアーティスト、アートディレクター。
▼HIDEYUKI KATSUMATA
東京都出身。Occultが大好き。制作というよりも開発という概念で描くArtist。近年はLittle DragonやRainbow Arabia、CUZ (Sam Dook from The Go! Team & Mike Watt from The Stooges)、Ramp Recordings、ROCK en SEINEに代表される日本国外のMusician等へのArtwork / Movie提供が多い。Franceの香りのBrand、Mad et Len等のDIYのprofessional達に支持されている。Sao Paulo / Brazil、Oakland / US、Dundee / Scotland、Nantes / France、Bangkok / Thailandなど国外での個展も開催。自身初となる短編マンガが、Franky et Nicole No.5 (France) に掲載され、この6月に発売されたばかり。
https://www.instagram.com/hanautah
http://www.youtube.com/hideyukikatsumata
http://www.facebook.com/hideyukikatsumata
▼DJ KENSEI
80年代後半より名実ともに東京のクラブシーンを牽引してきたDJのひとり。その個性は常に変化に富んだものであるにもかかわらず、彼一流のセンスDJ/PRODUCER/LAPTOP MUSICIAN/BEATMAKER。長い現場キャリアと経験によって自然にクロスオーバー且つ新鮮で洗練されたDJスタイルに真化し続けるDJ KENSEI。ヒップホップを起点に80年代後期から現在に至るまで常にDJを続けながら国内外の様々なレーベルからCLASSICな作品や多数のオフィシャルMIXをリリースし続けている。ソロ以外に INDOPEPSYCHICS、FINAL DROP、NUDE JAZZ、OUTERLIMITS INC、KEMURI PRODUCTIONS、COFFEE&CIGARETTES BAND、OMA’N’SEI(W/SUZUKI ISAO)など様々なプロジェクトの中心として活動。数多くのイベントに出演。DJとミュージシャンとのライブを積極的に行い”生”と”DJ”とのオリジナリティー溢れるユニークなトラックを多数リリース。現在、青山蜂[COLORFUL]、渋谷NEO[DOWN BEAT SESSION]のレジデントを拠点に活動している。またCoffee&Cigarettes Bandとしてレーベル“ELECTRIC”ROOTS”を主催、ネットラジオdublab.jp内で’electric roots’という番組を担当。レーベル”ELECTRIC ROOTS”を主催。
5月中旬にはオフィシャルMIX『Melancholic Jazz Moon BLK Vinyasa Mix by DJ Kensei』(Introducing)、6月にはバンコク、チェンマイ、ノンカーイ、ラオス滞在中に制作した自身初のサウンドスケッチBEAT TAPE『IS PAAR / DJ KENSEI BEAT TAPE』(MARY JOY RECORDINGS)リリース。
▼DJ DUCT
一台のターンテーブルとフットペダル、サンプラー、エフェクターに攻撃的なスクラッチを駆使し展開する、その全くユニークなライブ・スタイルでトーキョー・アンダーグラウンドを席巻する孤高の無頼派。閃きと経験によって矢継ぎ早に再構築される音像群、そして、それらを自在に操る圧倒的な構成力で魅せる「ワン・ターンテーブリスト」こと、DJ DUCTの世界をご堪能あれ。自身の主宰するTHINKREC.(シンク・レック)よりバイナル中心に作品をリリース。現場主義を貫き、その現場感覚が生み出したBACKYARD EDITシリーズは海外からも大きな反響を呼んでいる。2009年に、オランダ、デンハーグで開催されたフェス「TODAYSART 09」に、国内ではFlying Lotus presents brainfeeder in TokyoやLOW END THEORY JAPAN他に出演。Jeff Millsと共演したDOMMUNEでは、ワン・ターンテーブルテクノセットを披露。大きなリアクションを獲得した。
▼LDSS = Live Drawing Sound System = VJ LD + DJ SS[new!!!]
記録された映像や音源を再生することより、生で絵を描き、音を変化させることを優先するビジュアル・オーディオ・ユニット。彼らは、絵を描く時に生じる現実音を主要な音素材としており、当然、絵と音のシンクロ率も高く、今回が初めての演奏ということもあって、スリリングなライブが期待されている。